受注生産の流れとスケジュール|受付期間から発送まで何日かかる?

受注生産でグッズを売ると決めたら、次に悩むのがスケジュールです。

「受付は何日間にすればいい?」「締切からどのくらいで届けられる?」。ここを曖昧にしたまま告知すると、あとで自分の首を絞めることになります。

受注生産は、締切日と発送日を先に決めてから逆算するのが基本。この記事では、準備から発送までの流れを4段階に分けて、それぞれ何日くらい見ておけばいいかを整理しました。

初めて受注生産に挑戦する方も、前回スケジュールが押してしまった方も、手元のカレンダーと照らし合わせながら読んでみてください。

受注生産は全体で何日かかる?

準備から発送まで、全体でおよそ6〜8週間が目安です。受付期間を2週間、製造に2週間、発送に1週間、準備に1〜3週間と見ておくと、無理のない計画になります。

4つの段階に分けて考える

受注生産の流れは、大きく次の4段階に分かれます。

段階 やること 目安の期間
1. 準備 デザイン確定・見積もり・サンプル・販売ページ作成 1〜3週間
2. 受付 告知・注文受付・入金確認 1〜3週間
3. 製造 数量確定・発注・加工・検品 2週間前後
4. 発送 仕分け・梱包・発送・問い合わせ対応 数日〜1週間

期間はアイテムや数量、加工方法で前後します。とくに準備の段階は、デザインが決まっているかどうかで大きく変わります。

2回目以降の受注生産なら、前回の入稿データや仕様をそのまま使えるぶん、準備はぐっと短くなります。初回は余裕を持って、2回目からは短縮していく。そう考えておくと気持ちが楽です。

いちばん短縮しにくいのは「製造」

受付期間は自分で決められますが、製造期間は工場の都合と加工方法で決まります。

BESTPLAYの場合、通常納期は約2週間、特急対応なら1週間での製作もご相談いただけます。ただ、特急はいつでも使えるとは限りません。最初から特急前提でスケジュールを組むと、繁忙期に間に合わなくなる恐れがあります。

一般的な納期の考え方はオリジナルグッズの納期はどのくらい?でも解説しています。

発送日から逆算して決める

スケジュールは、前から積み上げるより後ろから逆算したほうが崩れません。

「◯月◯日までにお届けしたい」という日を決めて、そこから発送、製造、受付と順にさかのぼる。お届け日が決まれば、受付の締切日は自動的に決まります。

誕生日や周年記念など、届けたい日が決まっている企画ほど、この逆算が大切になります。

たとえば12月20日にお届けしたいなら、発送開始は12月13日ごろ、製造は11月下旬から、受付の締切は11月25日前後。受付開始は11月上旬で、準備は10月中に始める計算になります。年末は工場も配送も混み合うので、さらに1週間ほど前倒しすると安心です。

準備の段階でやること

受付を始める前に、デザイン・価格・見本の3つを確定させます。ここが固まっていないと、受付開始後に仕様変更が起きてトラブルのもとになります。

デザインを確定して入稿データを作る

受付を始めてからデザインを変えるのは、お客様への約束を変えることになります。告知前にデザインを確定させてください。

入稿データの形式や解像度は、工場によって指定があります。事前に確認しておくと、製造段階での差し戻しを防げます。作り方は入稿データの作り方ガイドにまとめました。

デザインを外注する場合は、その納期も準備期間に含めます。修正のやりとりが2〜3往復あると、それだけで1週間以上かかることも珍しくありません。

数量別の見積もりを取っておく

受注生産は、受付が終わるまで数量がわかりません。そのため、見積もりは「30個の場合」「50個の場合」「100個の場合」のように、複数の数量で取っておくと安心です。

想定の下限と上限で単価を確認しておくと、販売価格を決めるときに赤字のラインが見えます。価格の出し方は受注生産の価格設定で解説しています。

最低何個集まれば製造するか、という基準もこの段階で決めておきましょう。集まらなかった場合の対応(中止・返金)も、あわせて告知文に入れておきます。

サンプルと販売ページを用意する

販売ページに載せる写真は、できれば実物のサンプルで撮影したいところです。イメージ画像だけだと、届いたときに「思っていたのと違う」と感じられやすくなります。

サンプル作成には1〜2週間かかることもあるので、準備期間の中に組み込んでおきます。

販売ページには、締切日・発送予定日・サイズ表・キャンセルの可否を必ず載せます。通信販売で必要な表示はオリジナルグッズ販売の注意点で確認できます。

受付期間は何日にすればいい?

受付期間は1〜2週間が扱いやすい長さです。短すぎると告知が届かず、長すぎると締切前の盛り上がりが薄れて、お届けも遅くなります。

短すぎても長すぎてもよくない

受付期間が3日だと、SNSの告知を見逃した人が注文できません。反対に1か月以上あると、「まだ大丈夫」と後回しにされて、そのまま忘れられることも。

注文の多くは、受付開始直後と締切直前に集中します。この2つの山をつくれる長さが、1〜2週間くらいだと私たちは考えています。

締切前の告知で注文が伸びる

締切の3日前、前日、当日。この3回の告知は、ぜひ予定に入れておいてください。

「締切まであと3日」という知らせで思い出して注文する人は、想像以上に多いです。締切直前の告知は、受付期間中でもっとも注文が伸びやすいタイミングです。

告知の文面や画像は、受付開始前にまとめて用意しておくと、期間中の負担が軽くなります。

受付期間中に「注文数◯件を突破しました」と途中経過を伝えるのも効果的です。ほかの人が買っているとわかると、迷っていた人が注文しやすくなります。

入金確認のルールを決めておく

銀行振込やコンビニ払いを使う場合、注文から入金までに数日のずれが出ます。「締切後◯日以内に入金がなければキャンセル扱い」というルールを決めておきましょう。

入金待ちの注文を含めて発注すると、支払いがなかった分がそのまま在庫になります。

工場への発注数は、入金が確認できた注文数で確定させるのが基本です。

締切後の製造で気をつけること

締切後はなるべく早く数量を確定し、発注します。製造中に仕様を変えないことが、納期どおりに届けるいちばんの近道です。

数量を集計して発注する

受付が終わったら、アイテム別・サイズ別・カラー別に数量を集計します。サイズやカラーが多いと、集計ミスが起きやすいポイントです。

販売サイトの注文データを表計算ソフトに書き出して、ピボット集計すると間違いが減ります。集計表はそのまま工場への発注書として使える形にしておくと、やりとりが早くなります。

念のため、予備を数枚追加で発注するケースもあります。検品で不良が見つかったときや、配送事故の差し替えに使えるためです。

仕様の最終確認は一度で済ませる

発注時には、デザイン・プリント位置・サイズ・色番号などを最終確認します。確認のやりとりが何往復も続くと、そのぶん製造の開始が遅れます。

確認事項をひとつのシートにまとめて、一度で返答するのがコツです。前回と同じ仕様なら、その旨を伝えるだけで確認が早く終わります。

製造中の進み具合を把握する

製造中は、工場からの連絡に早めに返答できるようにしておきます。質問への返答が1日遅れると、納期も1日遅れることがあります。

お客様に途中経過を伝えるのもおすすめです。「現在製造中です」とSNSで一言発信するだけで、待っている側の安心感が違います。

万が一、製造が遅れそうなときは、わかった時点ですぐにお知らせしてください。遅れそのものより、連絡がないことのほうが不信感につながります。

発送とお問い合わせ対応

最後の発送は、仕分けと梱包に想像以上の手間がかかります。注文数が多い場合は、発送作業を外部に任せる選択肢も検討してください。

仕分けと梱包の手間を見積もる

100件の注文なら、100通りの宛名と中身の組み合わせがあります。サイズ違いの入れ間違いは、受注生産でもっとも多いトラブルのひとつです。

1件あたりの梱包に5分かかるとすると、100件で8時間以上。週末だけで終わらせるのは、なかなか大変な作業量です。

運用の負担が大きくなってきたら、体制そのものを見直すタイミングかもしれません。考え方はウェア・グッズ販売の運用が回らなくなる5つの理由にまとめています。

発送作業は外部に任せる方法もある

工場によっては、検品・仕分け・個別発送まで対応しているところがあります。製造した商品を一度自宅に送らず、工場から直接お客様に届ける形です。

BESTPLAYでも、検品と配送先別の仕分け、1枚単位の個別発送に対応しています。製造から発送までを一か所で完結させると、移動の日数と入れ間違いのリスクが減ります。

発送後の問い合わせに備える

発送後は「届かない」「サイズが違う」といった問い合わせが入ることがあります。追跡番号を一斉に案内しておくと、「届かない」という問い合わせはかなり減らせます。

サイズ違いや不良への対応方針は、受付の段階で決めておくのが理想です。予備を発注しておけば、交換にもすぐ対応できます。

まとめ|締切日と発送日を先に決めて逆算する

受注生産は、準備・受付・製造・発送の4段階で、全体として6〜8週間を見ておくと無理がありません。

受付期間は1〜2週間、締切から発送までは2〜3週間が目安です。届けたい日から逆算して締切を決めることで、スケジュールが崩れにくくなります。

数量別の見積もり、入金ルール、発送方法。この3つを受付前に決めておけば、初めての受注生産でも慌てずに進められるはずです。

商品選びから納品までの流れはご注文の流れにまとめています。スケジュールに間に合うか確認したい場合は、お問い合わせから希望のお届け日をお知らせください(2営業日以内に返信)。

BESTPLAY

この記事の監修

有限会社BESTPLAY

1978年創業。マーキング加工のプロフェッショナルとして、シルクスクリーン印刷・刺繍・DTF・インクジェットなど多彩なプリント技法で、スポーツウェア・イベントグッズ・オリジナル商品の制作を手がけています。

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