お役立ち知識

グッズデザイン制作の費用相場ガイド|デザイン料からプリント代まで

「オリジナルグッズを作りたいけれど、デザインから全部お願いするとトータルいくらかかるの?」——そんな疑問を持つ方はとても多いです。

グッズ制作の費用は「ボディ代+プリント代+デザイン費」の3つの要素で成り立っています。それぞれの相場を把握しておくことで、予算オーバーを防ぎながら理想のグッズを作ることができます。

この記事では、アイテム別のプリント費用目安とデザイン費の相場、そして費用を賢く抑えるポイントをまとめました。ノベルティ担当の方から推し活グッズを作りたい個人の方まで、見積もり前の予備知識としてぜひお役立てください。

オリジナルグッズ制作にかかる費用の全体像

カラフルなキャラクターをプリントしたTシャツ・トートバッグ・缶バッジが並ぶオリジナルグッズセット。オリジナルグッズ制作の費用はボディ代・プリント代・デザイン費の3要素で構成される

グッズ制作費は「ボディ代・プリント代・デザイン費」の3つで構成されており、それぞれを分けて把握することが予算管理の第一歩です。

「思ったより高くなってしまった」と感じる原因の多くは、デザイン費や版代が見えていなかったことにあります。費用の構造を最初に理解しておくことで、どこでコストを調整できるかが見えやすくなります。

ボディ代とは

「ボディ」とは、プリントする前の白無地のアイテム本体のことです。Tシャツやトートバッグ、パーカーなどがボディに該当し、メーカーやグレードによって価格は大きく異なります。

同じ「白いTシャツ」でも、1枚500円台の廉価なものから1,500円以上のプレミアムボディまで幅があります。素材の厚みや吸汗速乾性・風合いなど、用途に合った選び方が大切です。

プリント代とは

デザインをボディに転写する加工費がプリント代です。プリント方法(DTF・DTG・シルクスクリーン・昇華転写など)によって仕上がりの質感が異なるうえ、色数やプリントサイズによっても費用が変わります。

プリント方法の選択が費用に最も大きく影響するポイントです。どの方法が自分の用途に合っているかを事前に比較しておくことをおすすめします。各手法の特徴と費用感の違いは【2026年版】オリジナルグッズ制作のプリント手法を徹底比較!で確認できます。

デザイン費とは何を指す?

デザイン費は、デザイナーやクリエイターに制作を依頼した場合に発生する費用です。自分でデザインデータを用意できればゼロ円になりますが、クオリティを高めたいならプロへの依頼が現実的な選択肢です。

デザイン費は依頼内容の複雑さと修正回数によって大きく変わります。「どんなデザインをいくらで依頼できるか」については、次のセクションで詳しく説明します。

デザイン料の相場はいくら?

タブレットペンでロゴデザインを制作する女性デザイナー。笑顔で作業する明るいオフィス環境。オリジナルグッズのデザイン費相場はシンプルなロゴで5,000〜30,000円が目安

デザイン費の目安は、シンプルなロゴ・テキスト系で5,000〜30,000円、複雑なキャラクターイラストで30,000〜100,000円前後が相場です(いずれも税別目安・実際は要相談)。

デザイン費は「作業内容の複雑さ」と「修正のやりとり回数」によって変動幅が大きい費用です。依頼前に完成イメージをできるだけ明確に共有することが、コスト管理のカギになります。

シンプルなデザイン(ロゴ・テキスト中心)

文字を中心にしたロゴや、既存素材を活用したシンプルなレイアウトであれば、5,000〜30,000円(税別目安)で対応できるケースが多いです。

イベントのタイトルロゴや、チームエンブレムのシンプル版などが該当します。デザインの方向性が明確で参考イメージを共有できれば、修正回数が減り費用も抑えやすくなります。フォントや色の指定が具体的なほど、仕上がりのイメージも伝わりやすいです。

デザインのコツや基本ルールはオリジナルグッズのデザインのコツ5選|配色・レイアウトの基本も参考にしてみてください。

複雑なデザイン(キャラクター・イラスト)

オリジナルキャラクターやアニメ風の複雑なイラストになると、30,000〜100,000円(税別目安)が相場です。描き込みの量・色数・登場するキャラクターの数によってさらに上振れすることもあります。

参考画像(リファレンス)をいくつか用意して依頼すると、制作会社とのイメージのすり合わせがスムーズになり、手戻りを減らせます。「こういうテイストにしたい」「この色を使いたい」という具体的な情報を共有するのが、コストを抑えるうえでも有効です。

デザイン費を左右する3つの要素

デザイン費に影響する主な要素は以下の3点です。

  1. デザインの複雑さ:シンプルなテキストロゴか、多色の描き込みイラストかで大きく変わります
  2. 修正回数:初回提案からの修正を繰り返すほど対応費が加算されます
  3. 納期の余裕:急ぎ対応が必要な場合は特急料金が発生することもあります

「安く済ませたい」という気持ちから、最初の説明が不十分だと、修正のたびに追加費用が発生してトータルコストが膨らむ場合があります。依頼時はイメージ画像・使用カラー・サイズ感・雰囲気の言葉をセットで共有するのがベストです。

アイテム別プリント費用の目安一覧

テーブルにTシャツ・マグカップ・トートバッグ・キャップなど価格タグ付きのオリジナルグッズが並ぶディスプレイ。アイテムごとに制作費用が異なることを示す

アイテムによってボディ代・プリント代は大きく異なります。作りたいグッズの種類に合わせて費用を把握しておきましょう。以下はすべて税別の目安であり、実際の価格はロット数・仕様・プリント方法によって変わります。

ウェア系(Tシャツ・パーカー)

Tシャツやパーカーはオリジナルグッズの定番アイテムです。ボディ代とプリント代(DTG片面・1枚あたり)の目安を以下に示します。

アイテムボディ代(1枚・税別目安)プリント代(DTG片面・税別目安)合計目安
Tシャツ500〜1,500円1,500〜3,000円2,000〜4,500円
パーカー1,500〜3,500円1,500〜3,000円3,000〜6,500円

少量でもフルカラーで作れるDTFプリントは、小ロット制作に特に向いています。詳しくは1枚からフルカラーで!最新の「DTFプリント」が小ロット制作の悩みを解決する理由をご覧ください。

ロット数が増えるほど1枚あたりの単価が下がるケースが多いため、まとめて発注できる場合はまとめて依頼するほうがお得になります。

バッグ・小物系

ノベルティや推し活グッズとして人気の高いバッグ・小物系の費用目安を以下に示します。

アイテム費用目安(1個・税別)
トートバッグボディ500〜2,000円 + プリント代別途
缶バッジ数百円〜(ロット・サイズによる)
アクリルキーホルダー(UV印刷)500〜1,500円

トートバッグはシルクスクリーンでロゴプリントをすると色数が制限されますが、その分コストを抑えやすいメリットがあります。フルカラーのデザインにしたい場合は昇華プリントやUV印刷が選択肢になります。

ロット数と単価の関係

1個・少部数と、50個・100個以上の大ロットでは、1個あたりの単価が大きく変わることがあります。シルクスクリーンのような版代が発生するプリント方法では、少数発注だと版代が1枚に集中してしまうため割高になりやすいです。

一方で1〜数枚の単品制作に向いているプリント手法もあります。単品制作の方法と選び方についてはオリジナルグッズは1個から作れる?単品制作の方法と選び方のコツで詳しく解説しています。

費用を抑えてグッズを作る3つのコツ

グッズ制作の費用を抑える3つのコツのインフォグラフィック。コツ1: プリントの色数を絞って版代を節約、コツ2: ai・psd形式でデザインデータを自前入稿してデザイン費削減、コツ3: まとめ発注で単価ダウンと納期に余裕

費用を抑えるには「色数を絞る・デザインデータを自前で用意する・ロットをまとめる」の3点が特に効果的です。

グッズ制作の予算を管理するには、費用が発生するポイントを把握したうえで対策することが重要です。以下の3つのコツを押さえておくと、同じクオリティでもコストを下げやすくなります。

コツ1:プリントの色数を絞る

プリント方法によっては、色数が増えるほど費用が高くなります。シルクスクリーン印刷は1色ごとに版を作るため、4色デザインなら4版分のコストが発生します。

デザインを2〜3色に絞るだけでプリント費を大幅に抑えられる場合があります。「この色は本当に必要か」をデザイン段階で見直すことがコスト管理の第一歩です。

コツ2:デザインデータを自分で用意する

デザインを自分で用意してai・psd形式などの入稿データとして渡せれば、デザイン費を大きく削減できます。入稿データの作り方については入稿データの作り方ガイド|オリジナルグッズで失敗しない5つのコツが参考になります。

データ形式の不備による再入稿は追加費用と納期遅延につながるため、事前確認が重要です。制作会社が指定するデータ形式・解像度・カラーモードを守ることが大切です。

コツ3:ロットをまとめて発注する

同じデザイン・アイテムであれば、まとめて発注するほど1個あたりの単価が下がります。イベント前に一度にまとめて作っておくことで、都度発注を繰り返すよりも割安になるケースが多いです。

早め早めの計画が、コスト削減と納期余裕の両立につながります。

デザインから印刷まで一括依頼する場合の費用感

デザイン+プリントをまとめて依頼した場合、シンプルなTシャツ10枚なら30,000〜60,000円前後が一つの目安です(税別・デザイン内容による)。

「デザインも制作もプロに任せたい」というワンストップ依頼では、デザイン費とプリント費を合算したトータルコストで考える必要があります。

ワンストップ依頼のメリット

デザインと印刷を同じ会社に依頼すると、データの受け渡し・色の調整・入稿の手間が省けます。「データが合わなかった」「色が違う」というトラブルも防ぎやすく、クオリティ管理がしやすいのが大きなメリットです。

デザインから印刷まで一社にまとめることで、費用の透明性が上がりトータルコストを比較しやすくなります。修正が発生しても同じ窓口で対応できるため、コミュニケーションの手間も減らせます。

ワンストップの費用目安(シミュレーション)

「シンプルなロゴデザイン+Tシャツ10枚(DTGプリント)」で依頼した場合のコストシミュレーションです。

項目費用目安(税別)
デザイン費(ロゴ・テキスト系)5,000〜30,000円
Tシャツボディ代(10枚)5,000〜15,000円
プリント代(10枚分)15,000〜30,000円
合計25,000〜75,000円前後

実際の費用はデザインの複雑さ・ボディのグレード・プリント方法・納期によって変わります。上記はあくまで目安であり、詳細はお見積もりをお取りください。

見積もり時に伝えるべき情報

スムーズに見積もりを取るために、事前に以下の情報を整理しておくと便利です。情報が具体的なほど、精度の高い見積もりが得られます。

  • 作りたいアイテムの種類・カラー・サイズ展開
  • 希望する制作数(ロット数)
  • デザインのイメージ(参考画像や色の指定)
  • 希望納期(余裕があれば明記)
  • 使用用途(ノベルティ・イベント販売・推し活など)

まとめ

オリジナルグッズのトータル費用は「ボディ代+プリント代+デザイン費」の3つで決まります。アイテムの種類・発注ロット・デザインの複雑さによって幅があるため、まず費用の構造を理解したうえで見積もりを取ることが大切です。

費用を抑えたいなら、デザインの色数を絞る・データを自前で用意する・まとめて発注するの3点が有効です。デザインから印刷まで一括で依頼することで、トータルコストの見通しが立てやすくなります。

実際の金額は、アイテム・加工方法・数量・色数の組み合わせで変わります。お問い合わせで「依頼検討しており、見積もりが欲しい」を選ぶと、条件をもとにお見積もりをお出しします(無料・2営業日以内に返信)。加工ごとの選択肢と設備は対応可能加工にまとめています。

BESTPLAY

この記事の監修

有限会社BESTPLAY

1978年創業。マーキング加工のプロフェッショナルとして、シルクスクリーン印刷・刺繍・DTF・インクジェットなど多彩なプリント技法で、スポーツウェア・イベントグッズ・オリジナル商品の制作を手がけています。

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