素材・アイテム

オリジナルグッズの種類一覧|アイテム別の特徴と失敗しない選び方

「オリジナルグッズを作りたい」と思ったとき、最初にぶつかるのが「そもそも何が作れるのか」という壁。

Tシャツとアクリルキーホルダーくらいしか思いつかない、という声をよく聞きます。実際にはもっと選択肢があって、用途と予算によって最適なアイテムはまるで変わります

たとえば同じ「ライブで配る」でも、来場者全員に渡すのか、特典として一部の人に渡すのかで、選ぶべきものが違う。前者なら単価の低い紙ものやステッカー、後者ならアクリルスタンドやタオルという判断になります。

この記事では、作れるグッズをカテゴリごとに整理して、それぞれの特徴と向いている場面をまとめました。選ぶ順番も後半で解説します。

オリジナルグッズにはどんな種類がある?

大きく5つに分けられます。アパレル、バッグ・布もの、アクリル・硬質グッズ、紙もの・ステッカー、そして雑貨類です。

まず全体像を押さえておきましょう。

カテゴリ 主なアイテム 単価の目安感 向いている用途
アパレル Tシャツ、パーカー、ポロシャツ、キャップ 高め チームウェア、ライブ物販
バッグ・布もの トートバッグ、エコバッグ、タオル、巾着 ノベルティ、イベント配布
アクリル・硬質 キーホルダー、スタンド、缶バッジ 中〜低 推し活グッズ、ガチャ景品
紙もの・ステッカー ステッカー、ポストカード、クリアファイル 大量配布、おまけ
雑貨 マグカップ、モバイルバッテリー、文具 中〜高 記念品、企業ノベルティ

アパレル|着るグッズは単価が高いぶん満足度も高い

Tシャツ、パーカー、ポロシャツ、キャップなど。着られるものは、受け取った人が日常で使ってくれる可能性がいちばん高いカテゴリです。

その反面、サイズ展開を用意する必要があります。S・M・L・XLと揃えると、それだけ在庫の管理が複雑になる。イベント物販なら「どのサイズが何枚売れるか」の読みも必要です。

生地の厚みや素材で着心地も印象も変わります。詳しくはオリジナルTシャツ素材の完全ガイドにまとめました。

バッグ・布もの|サイズ問題がなく配りやすい

トートバッグ、エコバッグ、タオル、巾着、ハンカチ。サイズ展開を考えなくていいのが、この分類の最大の利点です。

イベントで来場者に配る、企業のノベルティにする、といった場面で選ばれやすい。特にトートバッグはプリント面積が広く、デザインを大きく見せられます。

素材によって印象がかなり変わるので、トートバッグ・エコバッグの素材選びも参考にしてみてください。

アクリル・硬質グッズ|推し活の定番

アクリルキーホルダー、アクリルスタンド、缶バッジ、ネームプレート。推し活グッズの中心にいるカテゴリです。

UV印刷という方式で、アクリルや金属に直接プリントします。フルカラーで細かい絵柄も再現でき、1個からでも作りやすい。

アクリルスタンドは「立てて飾る」前提なので、台座の設計とキャラクターの切り抜き方で仕上がりが大きく変わります。データを作る前に、完成イメージを固めておくとスムーズです。

紙もの・ステッカー・雑貨はどう使う?

配布量が多いときと、記念品として渡したいとき。この2つの場面で選ばれるカテゴリです。

単価と用途がはっきり分かれるので、目的が決まっていれば迷いません。

ステッカー|いちばん配りやすい

単価が抑えられ、軽くてかさばらない。大量に配る場面で圧倒的に扱いやすいアイテムです。

貼る場所を選ばない耐水タイプ、シート状に複数柄をまとめたもの、キャラクターの形に切り抜いたダイカットなど、仕様の幅も広い。

イベントの入場者全員に配る、通販のおまけとして同梱する、といった使い方が現実的です。単価が低いぶん、まとまった数を作っても総額が読みやすいのも利点。

紙もの|ポストカード・クリアファイル

ポストカード、クリアファイル、しおり、ステッカー台紙。印刷の再現性が高く、イラストの細部まで出せます。

クリアファイルは実用品として使ってもらえるため、企業のノベルティでも定番。A4サイズなら書類を入れて日常的に使われます。

ただし紙ものは折れや水濡れに弱い。イベントで持ち帰ってもらうなら、袋やスリーブをセットで考えておくと安心です。

雑貨|マグカップ・文具・モバイル関連

マグカップ、タンブラー、ボールペン、モバイルバッテリー、スマホスタンド。実用性の高さで選ばれます。

単価は上がりますが、長く使ってもらえるぶん記憶に残りやすい。周年記念や、特定の人に贈る記念品に向いています。

素材が硬質のものはUV印刷、金属ならレーザー彫刻というように、素材ごとに加工方法が変わります。作りたいものが決まっているなら、その素材に対応しているかを先に確認してください。

用途別に見る、選ばれやすいアイテム

用途が決まれば候補は絞れます。「誰に」「何個」「いくらで」の3つを先に決めるのが近道です。

イベント・ライブの物販で売るなら

Tシャツ、タオル、アクリルスタンド、缶バッジ。この組み合わせが定番です。

価格帯を分けるのがポイント。高価格帯(Tシャツ)、中価格帯(タオル・アクスタ)、低価格帯(缶バッジ・ステッカー)を用意すると、来場者の予算に合わせて選んでもらえます。

在庫リスクが心配なら、まず小ロットで試すという手も。オリジナルグッズは1個から作れる?で単品制作の方法を解説しています。

企業のノベルティ・記念品なら

エコバッグ、タオル、文具、マグカップ。実用性のあるものが好まれます。

企業配布の場合、ロゴの再現性が重要になります。ブランドカラーの指定がある場合は、色の指定方法を事前に決めておくとトラブルが減ります。

推し活・自分用に少しだけ作るなら

アクリルキーホルダー、缶バッジ、ステッカー。1個から作りやすく、単価も抑えやすいカテゴリです。

ただし、既存のキャラクターや芸能人の写真を使う場合は著作権・肖像権の確認が必須です。販売しない個人利用でも、線引きを知らずに作るとトラブルになります。判断に迷う場合は自作グッズの著作権を先に読んでおいてください。

アイテムはどう選ぶ?決める順番

「用途 → 数量 → 予算 → アイテム」の順で絞るのが、いちばん迷いません。アイテムから入ると選択肢が多すぎて決まりません。

Step1 誰に渡すかを決める

全員に配るのか、購入者だけに渡すのか、抽選なのか。ここで必要な数量が決まります。

配布対象があいまいなまま進めると、後から「数が足りない」「余った」という事態になりがち。私たちの経験でも、数量の見積もりが甘かったケースがいちばん多いです。

Step2 1個あたりの上限額を決める

総予算を数量で割ると、1個あたりの上限が出ます。この金額が、選べるアイテムの範囲を決めます。

たとえば1個500円が上限なら、Tシャツは難しくてもタオルや缶バッジなら収まる、という判断になる。逆算で考えると候補が一気に絞れます。

Step3 残った候補から用途に合うものを選ぶ

ここまで来ると、候補は2〜3個に絞られているはずです。あとは「渡す場面で喜ばれるか」で決めます。

夏のイベントならタオル、屋内のイベントならステッカーやアクスタ。季節や会場も判断材料になります。

持ち帰りやすさも意外と重要。大きくてかさばるものは、その場では喜ばれても荷物になります。遠方から来る人が多いイベントなら、軽くて平たいものが好まれる傾向があります。

迷ったら、自分が受け取る側だったら嬉しいかを考えてみてください。実用性か、記念性か。どちらを重視するかで答えは変わります。

予算内に収めるための3つのコツ

同じアイテムでも、作り方次第で費用は変わります。色数・数量・仕様の3点を調整するのが基本です。

色数を絞る

プリント方式によっては、色数がそのまま費用に響きます。シルクスクリーンは色ごとに版が必要なので、1色減らすだけで版代が1枚分浮く

フルカラーが必要ないデザインなら、2〜3色に整理できないか検討してみてください。

数量をまとめる

まとまった数を一度に作るほうが、1個あたりは安くなります。2回に分けて発注すると、その都度セットアップの費用がかかることも。

追加注文の可能性があるなら、最初に伝えておくと版を保管してもらえる場合があります。

仕様をシンプルにする

袋詰めや台紙付け、フルカラーの箱といった付帯作業は、そのぶん費用が乗ります。必要かどうかを一度見直してみましょう。

たとえば個包装。物販で手渡しするなら必要ですが、その場で着てもらうイベントTシャツなら不要かもしれません。「あったほうがいい」と「ないと困る」は別です。

プリント位置も同じ。前後2箇所より片面だけのほうが工程は減ります。デザインの見せ場が前面にあるなら、背面は思い切って省くという判断もあります。

もうひとつ、納期にも目を向けてください。急ぎの案件は特急対応の費用が加算されることがあり、余裕のあるスケジュールなら通常の進行で収まります。イベントの日付が決まっているなら、逆算して早めに動くだけで費用を抑えられる可能性がある。時間はいちばん安く買えるコスト削減策です。

データを渡してから完成までには、確認と修正の往復が発生します。この期間も見込んでおくと、慌てずに済みます。

プリント方式ごとのコスト構造はプリント手法の徹底比較ガイドでも触れています。

まとめ|用途と数量から逆算すると迷わない

オリジナルグッズはアパレル・バッグ/布もの・アクリル/硬質・紙もの/ステッカー・雑貨の5カテゴリに整理できます。

選ぶときは「誰に渡すか → 何個必要か → 1個あたりいくらか」の順に決めていくのが確実。アイテムから決めようとすると選択肢が多すぎて止まります

サイズ展開が不要なものを選ぶ、色数を絞る、数量をまとめる。この3つを意識するだけで、予算内に収まる可能性はぐっと上がります。

実際に作れるボディやアイテムは商品カタログから確認できます。Printstar glimmer・United Athle・LIFEMAX・TRUSS など、ブランドごとのカタログを掲載しています。

「この用途ならどれが合う?」という段階でも構いません。お問い合わせの種別で「まずは情報収集がしたい」を選んでいただければ、用途と数量からご提案します(2営業日以内に返信)。

BESTPLAY

この記事の監修

有限会社BESTPLAY

1978年創業。マーキング加工のプロフェッショナルとして、シルクスクリーン印刷・刺繍・DTF・インクジェットなど多彩なプリント技法で、スポーツウェア・イベントグッズ・オリジナル商品の制作を手がけています。

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